越後薬草 J2アルビとパートナー協定 上越市企業で初 「サポート通じ地域に貢献」

 上越市小猿屋の越後薬草(塚田和志社長)は13日、J2アルビレックス新潟とオフィシャルクラブパートナー契約を締結した。上越市の企業が同契約を締結するのは初めて。同社は選手の健康管理のサポートや交流活動などを通して、上越地域の活性に貢献したいとしている。

記念撮影する(左から)千葉和彦選手、塚田社長、中野社長(13日、デンカビッグスワンスタジアム、同社提供)

 野草を使った健康食品や発酵食品、クラフトジンの製造・販売を手掛ける同社は今年8月、創業45周年を迎える。地元上越にどのような貢献ができるかを検討する中、県全体に活力を与える存在としてアルビレックス新潟に着目した。また学生時代に試合を観戦して以来、塚田社長の「いつかアルビのスポンサーになりたい」という長年の夢とも重なり、今回の契約締結に至った。

 13日に新潟市中央区のデンカビッグスワンスタジアムで記者会見が開かれ、塚田社長、アルビの中野幸雄社長、「ご当地応援選手」の上越エリアリーダー・千葉和彦選手が出席した。塚田社長は「契約締結で上越を盛り上げ、アルビと共に世界にはばたけるよう頑張りたい」と決意を述べた。中野社長は「上越地区でのスポーツ振興や交流について、一緒に導いてほしい」と話した。千葉選手は「力強いバックアップを頂いた。チームも上位争いを演じたい」と語った。

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