TBS系で7月にスタートする連続ドラマ「TOKYO MER～走る緊急救命室～」（日曜午後9：00、開始日未定）に、石田ゆり子、菜々緒、仲里依紗、要潤、小手伸也、佐野勇斗が出演することが発表された。
鈴木亮平が主演を務める同作は、重大事故、災害、事件の現場に駆けつけ、命を救うために危険な現場に勇猛果敢に飛び込んでいく救命救急チーム・TOKYO MER（トウキョウ エムイーアール）の活躍を描くメディカルドラマ。物語の舞台となるTOKYO MERは、都知事の命で新設された救命救急のプロフェッショナルチーム。“MER”とは、モバイル・エマージェンシー・ルームの略称で、彼らの使命は最新の医療機器とオペ室を搭載した大型車輌（ERカー）で、現場に駆けつけ、負傷者にいち早く救命処置を施し、“1人も死者を出さないこと”が、彼らに課されたミッションである。MERチームのリーダー・喜多見幸太（鈴木）と対立する、医師でありながら厚生労働省の官僚でもある音羽尚役で賀来賢人、研修医・弦巻比奈役で中条あやみが出演する。
石田が演じるのはTOKYO MERの創設者である東京都知事・赤塚梓。女性初の首相候補と脚光を浴びる赤塚は、政治生命を左右されかねない困難な状況にも決然と立ち向かう人物だ。まさに今の日本に求められる理想のリーダーだが、物語が進むにつれ、彼女の驚くべき真意が明らかになっていく。
また、TOKYO MERのメンバーで、看護師の蔵前夏梅に菜々緒が扮（ふん）する。蔵前は、救命救急医療に精通したすご腕の看護師。喜多見の頼れる右腕として、一刻を争う救命現場に必要不可欠な存在だ。命を守るため、時には危険を冒し、時には凛として自分の意見を主張する彼女だが、一人娘を育てるシングルマザーとしての一面もある。
さらに、喜多見と同じ病院で働く循環器外科医で、若くして世界的に名高い心臓手術のスペシャリストの高輪千晶役を仲が務める。命懸けで災害現場に飛び込んでいく無鉄砲な喜多見のやり方に批判的で犬猿の仲のように見えるが、喜多見の腕と、命を守ることへの強い使命感は認めている。そして次第に2人の意外な関係が明らかになっていく。仲は本格的な医師役は本作が初めて。
災害や事故現場で救助活動を指揮するレスキュー隊の中でも、最精鋭がそろった即応対処部隊の隊長・千住幹生役を務めるのが要。千住は救命救助のプロフェッショナルとして、医師でありながら危険な現場へと飛び込もうとする喜多見と激しく衝突する。救命救急医とレスキュー、命を救う使命を背負った喜多見と千住は、互いのプライドを懸けて激突するが、やがて絆を深めていく役どころだ。
そして、小手はTOKYO MERのメンバーである麻酔科医・冬木治朗、佐野は医療機器のスペシャリストの臨床⼯学技⼠・徳丸元一を演じる。冬木は穏やかな性格でチームのパパ的な存在。瀕死の患者の容態を管理し、スーパー救命救急医の喜多見のオペをサポートしていく。そして、徳丸はやんちゃなメカオタクで、最新鋭のERカーの設計にも携わっており、自ら運転して災害現場へと向かう。臨床⼯学技⼠は、高度な医療機器が欠かせない現代医療において医師を支える重要なキャラクターだ。
危機に瀕した患者を救うため、それぞれが究極の決断を迫られていく登場人物たち。個性あふれる実力派俳優たちが、現場で闘う医療従事者の皆さんへの敬意を胸に、命を巡る壮大なドラマに挑む。
