【日本保険薬局協会】首藤会長「薬剤師によるコロナワクチン接種、求められるのであれば研修プログラムに参加、運用」

【2021.05.19配信】日本保険薬局協会(NPhA)は5月19日に令和3年度定時総会をオンラインで開き、冒頭あいさつした首藤正一氏(アインホールディングス)は薬剤師によるコロナワクチン接種の問題に言及した。「接種業務が逼迫し、求められるのであれば協会としても研修プログラムや運用に参加し、会員企業のバックアップもしていく」と述べた。

首藤正一会長は、就任からこれまでの1年間について、「イベントが中止やリモート開催移行になるなど、コロナに明け暮れた1年だった」と振り返った。その中でも各委員は健康サポート薬局研修や改正薬機法への対応をテーマにしたセミナー開催など活発に活動したと総括した。
会員企業は増加傾向にあり、期末で正会員企業は366社、賛助会員企業197社を合わせると計563社となっている。薬局数は1万6134薬局、薬剤師(正社員)数は4万7474人。

首藤会長は、昨今のジェネリック医薬品の製造過程での不正や医薬品卸企業の談合事件などが相次いでいることにふれ、「他人事とすることなく法令順守の意識を高めていきたい」と話した。

加えて、河野太郎行政改革担当大臣より、薬剤師によるコロナワクチン接種を検討するとの報道があることに対し、「接種業務が逼迫し、求められるのであれば、研修プログラム・運用に参加し、接種会場に協力する会員企業のバックアップする体制を整える」と話した。

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