生きる姿を見て欲しい…たかみな感動の再会

春も!もっと円山動物園!

©テレビ北海道

飼育されている中では日本最高齢のゼニガタアザラシ「ジージー」。小樽生まれ、円山動物園の32歳のおばあちゃんアザラシだ。ジージーは白内障を患い、ほとんど眼が見えてない。今は、ほかのアザラシたちとは別の治療用のプール(非公開)で暮らしている。

おばあちゃんアザラシのジージー

「お客さんにこの生きている姿を見て欲しい。どうにかこうにかおばあちゃんを外に出してあげられるように考えてます」

昨年12月に取材した時に、担当する動物専門員の井本あゆみさんがこう話していた。あれから4カ月。井本さんからジージーの飼育を引き継いだ中田銀太さんを訪ねた。窓からプールを覗くたかみなさん。ジージーは眼が見えないが、気配は感じてくれたようだ。

今回、たかみなさんは「ハズバンダリートレーニング」の手伝いをさせてもらうことに。「ハズバンダリートレーニング」とは、検査や治療の際に動物が自ら協力してくれるように慣らしていく訓練。円山動物園ではアザラシだけではなく、キリンやゾウやオランウータンなどにも採血や体重測定、触診などのトレーニングを「体調管理のために必要なトレーニングを無理のない範囲で」行っている。健康管理や治療がしやすくなれば、野生動物の長期飼育の可能性が高まるが、「動物福祉(アニマルウェルフェア)」の観点から重要なのは、「強制的にではなく動物が自発的に協力するようになること」だ。
中田さんと一緒に、ジージーのプールがある部屋に入るたかみなさん。小さく声をかける。カメラマンは入室できないため、小型のカメラで自ら撮影する。

中田さんがいつものように笛の音で合図を送ると、ジージーは自ら中田さんの手に鼻をつける。中田さんが、エサの小魚を与える。この反復訓練。笛の音はアザラシの鳴き声に似せたのだろうか。とても高い音だ。

そして、中田さんに促され、たかみなさんがそっと右手をジージーの背中に。眼の見えないジージーは、わずかな音や変化に敏感なはず…。くるっとたかみなさんの方を向くジージー。
おとなしくしていてくれるだろうか。

「一生懸命生きているジージーの姿が好きです」とたかみなさん。
「いつかたくさんの人にジージーを見てもらい、命との向き合い方を考えてもらうきっかけになれば」と中田さんも話す。

5月22日(土)放送の「春も!もっと円山動物園」。今回のテーマは、動物たちの「食」。動物園の食事には驚きの工夫が!たかみなさんがバックヤードで食事の準備を手伝い、動物園の「食糧基地」やゾウ舎の裏側にもカメラが!そして「闇の世界で暮らすあのかわいい動物」に大接近!お楽しみに!
放送後はGYAOで1週間の見逃し配信。6/1からはparaviと大阪チャンネルで配信されます。