東京・葛飾区都議選（６月２５日告示、７月４日投開票）の事前説明会が１９日、葛飾区役所で行われた。同選への立候補を予定している候補者が集結した。
立候補予定者への事前説明会で、“標的”を探していたのは、千葉県知事選にピエロに扮して出馬した「愛の力で婚姻率低下・ＬＧＢＴ等差別・動物殺処分の問題解決をする党」の河合悠祐氏（４０）。前日にツイッターで「平塚とジャックペーパーさんとスパクレガールに凸します」と“襲撃”を予告していた。
「平塚」とは国民主権党の平塚正幸党首（３９）、「ジャックペーパーさん」とはビジュアルバンド「ジャックケイパー」、「スパクレガール」とは埼玉・戸田市議のスーパークレイジー君（３４）が、擁立をチラつかせている女性候補を指す。
葛飾区の都議選は１１月に行われる葛飾区議選の前哨戦となっており、各陣営はセットでの出馬を計画しており、かつてない大混戦が予想されている。河合氏はコラボ動画を申し入れるとともに相手陣営の状況を探ろうとしたワケだ。
説明会には千葉県知事選に出馬した後藤輝樹氏（３８）など１４陣営が出席。ところが、河合氏がコラボを狙うクレイジー君やジャックケイパー、国民主権党の陣営の姿が見当たらない。肩透かしされたかと思いきや、終了後にクレイジー君が謎の美女とイケメンを引き連れ、現れた。
河合氏は待ってましたばかりに突撃の態勢に入ったが、寝起きというクレイジー君は超不機嫌モード。しかも無許可で動画撮影されているのを見て、「撮らないでください」と一喝し、ピリピリムードとなった。
しかし、そこは子どもたちからも愛されるクレイジー君。撮影しないと断りを入れてきた河合氏と名刺交換するや、政治談議に花を咲かせ、最後は選挙時のコラボまで約束するほどだった。
河合氏は「思ったよりもフランクにしゃべって頂いて、仲良くなれそう。選挙では争うが、（議員の）先輩としていろいろ教えてもらいたい。今後も仲良くやっていきたい」とすっかり友好関係を築き上げていた。
