県域越え災害支援 都城市、曽於市の社協協定

災害時相互応援に関する協定を結んだ島津久友会長(左から2人目)と市吉幸二会長(同3人目)

 都城市社会福祉協議会(島津久友会長)と鹿児島県・曽於市社会福祉協議会(市吉幸二会長)は18日、災害時相互応援に関する協定を結んだ。日常生活圏域である両市が、県域を越えて災害支援に取り組む。
 協定により、災害救援時には必要な職員を派遣し、情報収集や災害ボランティアセンターの運営支援などに携わるほか、車両・資機材の提供など行う。今後は、同センターの運営訓練などを合同で実施することで実効性を高める。
 都城市総合社会福祉センターであった協定式には、関係者ら約30人が出席、両会長が協定書に調印した。島津会長は「社会福祉を強化し、災害時に一体となって被害者支援が必要」、市吉会長は「近年、大規模災害が頻発する。県域を越えた協働や強化は意義深い」とあいさつした。

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