巨人・デラロサは21日の中日戦からぶっつけ昇格 宮本コーチ「大事に使っていきたい」

デラロサのシート打撃登板を見守る宮本コーチ

ついに守護神が戻ってくる。巨人の原辰徳監督(62)が19日の広島戦(東京ドーム)後、ルビー・デラロサ投手(32)を21日の中日戦(バンテリン)から昇格させることを明言した。

米市民権の取得手続きのために渡米後、3日に再来日した右腕は、2週間の隔離期間が終えて18日からチームに合流。一夜明けたこの日は、広岡と亀井を相手に計23球を投じ、直球は最速152キロ、安打性の当たりは1本と、安定した内容を見せた。

原監督は試合後「名古屋から合流する…させようというふうに決めました」と告白。ただ、中川への負担増や野上の離脱、田中・井納の不調、苦しい台所事情を抱える救援陣などの事情もあって、苦渋の決断であったことは間違いない。宮本投手チーフコーチは「彼も調整の部分ではまだだとは思うんですよ」としながらも「そこまでデラロサの力が必要だといった部分で、まずは大事に使っていきたいなと思います。本人がゴーサイン出してくれたので」と、昇格理由について説明。

さらに「彼の居場所はクローザーの場所だと思う。なるべく負担はかけないようにしたいなと思います」と、起用のタイミングは慎重に判断しながら、クローザーとしての役割に大きな期待を寄せた。

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