19日の全日本プロレス・保土ヶ谷公会堂大会で、タイトル戦を控える3冠ヘビー級王者・諏訪魔(44)と「チャンピオン・カーニバル(CC)」覇者のジェイク・リー(32)が前哨戦で激突した。
6月26日の東京・大田区総合体育館大会での3冠王座戦を控える2人はこの日、6人タッグ戦で対戦。試合は諏訪魔軍の本多竜輝が羆嵐を原爆固めで投げ切り全日本参戦以降初勝利を挙げた。しかし、肝心の諏訪魔はCC中に痛めた右ヒザと首をジェイクに集中攻撃され何度も悲鳴を上げる。終盤にはDDTで叩きつけられてほぼ戦闘不能になるほど痛めつけられた。
タイトル戦に向け、不安を募らせた諏訪魔は「やられっぱなしで首もヒザも壊されちまった」とぼやき節。首を抑え、顔をしかめながら「俺の知るジェイクは、あんなひでーことする奴じゃなかった。指導して目を覚まさせてやるよ」と話した。今のところ、タイトル戦の延期はジェイクに味方しているようだ。