【全日本】ツインタワーズが前哨戦完勝!石川修司「一発で取りますよ」

宮原を攻める石川

19日の全日本プロレス・保土ヶ谷公会堂大会で世界タッグ王座戦の前哨戦が行われ、挑戦者の〝ツインタワーズ〟こと石川修司(44)、佐藤耕平(43)組が王者の宮原健斗(32)、青柳優馬(25)組に完勝してベルト奪取へ弾みをつけた。

6月9日の東京・後楽園ホール大会でV3戦を行う両軍は王者組に青柳亮生を、挑戦者組に阿部史典を加えた6人タッグ戦で激突。試合はともに譲らぬ一進一退の攻防となった。しかし、かつて大日本でBJW認定タッグ王座も巻いた名コンビが、重い打撃で徐々にペースを握ることに成功。最後は青柳に攻撃を集中し、石川がファイアーサンダーからのスプラッシュマウンテンで3カウントを奪った。

試合後、石川は「見たでしょ? ツインタワーズの強さ。一発で取りますよ。9日に向けてコンビネーションバッチリだし、ツインタワーズで全日本のタッグ戦線を盛り上げたいです」と不敵な笑み。佐藤も「見てもらったら分かる通り、あのままですよ」と続いた。

一方、敗れた宮原は、全く動かなくなったパートナー・青柳に目をやりながら「1本とられたな。悔しいけど、今日は完敗だ。でも、あいつらのエルボーとヒザ、俺の頭にインプットされたからな」と悔しそうに話した。このまま一気にツインタワーズが決めるか、王者組が意地を見せるか。

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