本田圭佑は“蚊帳の外” ネフチ・バクーが奇跡の大逆転Vも最初に交代告げられる

本田圭佑

【アゼルバイジャン・バクー19日(日本時間20日)発】元日本代表MF本田圭佑(34)が所属するアゼルバイジャン1部リーグで2位のネフチ・バクーはホームで行われた最終節で首位カラバフとの直接対決に1―0で勝ち、大逆転で8季ぶり9度目の優勝を果たした。だが、先発した本田は見せ場をつくれず“蚊帳の外”同然の状況でシーズンを終えた。

最終節を前にネフチ・バクーとカラバフの勝ち点差は1。引き分け以下では3季連続の2位となるだけに、トップ下で先発のピッチに立った本田には大きな期待がかけられた。

試合はここまで7連勝中のカラバフが守備重視の試合運びで、ネフチ・バクーは決定機すらつくらせてもらえない展開。後半15分には本田がクロスボールに走り込んだが相手にブロックされた。その直後の18分、チーム最初の交代を告げられ、首を振りながらやや不満げにピッチを去った。

スコアレスでV逸かと思われた後半アディショナルタイム2分、途中出場のFWアフメド・アフメドフが起死回生のゴール。41分にピッチに入ったばかりの伏兵が出場わずか6分で大仕事をやってのけた。

優勝請負人として今年3月に加入した本田は7試合出場で2得点。優勝決定後は仲間と肩を組んで喜んだが、オーバーエージ枠での東京五輪出場に向けての最後のアピールという観点では、狙い通りの結果とはならなかった。

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