長野県・千曲市、温泉地を含むワーケーションサービス「温泉MaaS」開始

株式会社ふろしきや(以下、ふろしきや)は5月18日、「千曲市ワーケーション」参加者と協働で、観光案内、タクシー配車、レンタサイクル、ワークスペース案内等を統合した、ワーケーション体験を高めるサービス「温泉MaaS」を本格的に実験稼働すると発表した。

「温泉MaaS」は、温泉地を含む観光地において、ワーケーションとモビリティサービスを組み合わせて、さまざまな交通手段を必要に応じてワンストップで利用できるサービスだ。今までワーケーション参加者は、ワークスペースや観光地への移動する機会が多くある一方、駐車場の確保、鉄道本数に限りがあるなど移動手段が限られていたという。移動手段の心配や困りごとの解消、仕事や観光をより充実したものにする手助けになることを目指す。

先行して2021年2月の千曲市ワーケーション体験会に合わせて行ったプレ実験では、体験会3日間のうち1日をプレ実験日とし地元タクシー会社1社と連携したタクシー予約を簡単に行える仕組みを構築した。2021年5月22日から開催される千曲市ワーケーションウェルカムデイズに合わせて、地元タクシー会社との連携を2社に増やし、地元レンタサイクル事業との連携、ワークスペース・観光スポットの情報提供と問い合わせ対応用のチャットボットを組み合わせたシステムをクラウドサービス(Microsoft Azure)等を使って構築する。

なお、ふろしきやは、今後も千曲市ワーケーションウェルカムデイズの開催に合わせてサービスの新設・拡張をしていくと述べている。

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