パドレス6連勝 戦列復帰のタティスJr.が10号含む4安打

【ロッキーズ0-3パドレス】@ペトコ・パーク

5連勝中のパドレスは新型コロナウイルス陽性で戦列を離れていたフェルナンド・タティスJr.が復帰。「4番・遊撃」でスタメンに名を連ね、4回裏の10号先制ソロを含む4打数4安打2打点1盗塁の大活躍でチームを勝利に導いた。パドレス先発のジョー・マスグローブは7回93球を投げて被安打2、奪三振11、与四球0、失点0の快投。クレイグ・スタメンが8回表を3者三振、マーク・マランソンが9回表を三者凡退に抑え、パドレスは連勝を6に伸ばした。

タティスJr.は素振りとビデオのチェックしかできなかった隔離期間を「本当に大変だった」と振り返った。「とてもタフだったよ。でも、チームがプレーを継続できたのはよかったし、いい野球をしていた。チームのいい流れに少しでも貢献できたらいいと思う」とタティスJr.は語ったが、その言葉通り、4回裏の10号先制ソロ、8回裏のダメ押しタイムリー二塁打を含む4安打2打点1盗塁という素晴らしい活躍でチームの勝利に大きく貢献した。

開幕直後に左肩の亜脱臼で戦列を離れていた時期もあるため、今季まだ27試合にしか出場していないタティスJr.だが、打率.270、10本塁打、16打点、8盗塁、OPS.959の好成績を残している。27試合で29個の三振を喫し、ここまで11失策で守備率が9割を切る(.883)など粗さも目立つが、タティスJr.の躍動感あるプレーは見る者の目を惹きつける。貯金を今季最多の10としたパドレスは、若きスター遊撃手の復帰により、ここからさらに加速していきそうだ。

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