ノジマ「出店余地200店」 東京、神奈川、埼玉の都市部照準

ノジマ(資料写真)

 家電量販店大手のノジマ(横浜市西区)の野島廣司社長(70)が神奈川新聞社の取材に応じ、神奈川、東京、埼玉の1都2県で店舗を200店出店する余地があるとする見解を明らかにした。デジタル技術を活用してビジネスを変革する「デジタルトランスフォーメーション(DX)」が進む中、対面により先進のデジタル関連商品を説明するコンサルティング業務のニーズがあるとし、引き続き店舗を増やしていく考えだ。

 野島社長は「東京で90店舗できると思うし、神奈川でも30~40店舗できるのではないか。埼玉を含めると200店は作れる余地がある」と述べた。一方で、「年間何店舗できるかは物件次第。無理に作りたいと思っても、物件がなければできない」とした。

 ノジマは2011年度には101店だった店舗数が、20年度には191店舗に増加した。21年度は新規出店のペースを加速させ、30店舗を目標に掲げている。

 21年度は新型コロナウイルスの影響により好条件で取引できる物件が多くあるとし、東京23区や横浜市、川崎市などこれまでノジマが出店してこなかった都市部を中心に出店する方針だ。

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