エンゼルス今季最多タイの借金6 大谷は2失点&1安打

【インディアンス3-2エンゼルス】@エンゼル・スタジアム

エンゼルスの大谷翔平は「2番・投手」で今季4度目の投打同時出場。思うように球速が出ないなかでも4回までに5つの三振を奪い、1失点に抑えていたが、5回表先頭のジェイク・バウアーズに2号同点ソロを浴びた。5回表途中、球数が72球になったところで降板して右翼の守備に就き、6回裏の第3打席では絶妙なバント安打を記録。7回表開始時の守備交代でベンチへ退いた。エンゼルスは2対3で敗れ、今季ワーストタイの借金6となっている。

今日の大谷は速球の平均球速が91.3マイル、スプリッターは82.7マイル。今季の平均と比較すると速球は5マイル、スプリッターは7マイル近く低下していた。しかし、そのなかでも5回表二死から四球を出して降板するまで、72球を投げて被安打5、奪三振5、与四球2、失点2とまずまずのピッチング。球速に頼らないピッチングという新たな可能性を示した。なお、故障の可能性については大谷本人、ジョー・マドン監督ともに否定している。

打席では1回裏の第1打席でサードライナー、3回裏の第2打席でセンターライナーに倒れたものの、5回表の降板後も右翼手として試合に残り、6回裏の先頭打者として迎えた第3打席で右寄りのシフトの逆を突いて三塁側への絶妙なバント安打で出塁。ただし、今季3つ目の盗塁死でチャンスを広げることはできなかった。3打数1安打で今季の打率は.272、OPSは.950となっている(防御率は2.37)。

エンゼルスは2対2の同点で迎えた6回表に2番手のトニー・ワトソンが一死3塁のピンチを招き、ジョシュ・ネイラーに勝ち越しタイムリーを献上。2日連続でリリーフ陣がネイラーに決勝打を浴び、2連敗となった。

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