ベルセルク・三浦建太郎氏が死去 森川ジョージ氏「寒気がするほどの才能の塊だった」

映画「ベルセルク黄金時代篇 3降臨」完成披露試写会。左から長田庄平、岩永洋昭、川畑要、ケンドーコバヤシ(2013年)

ゲーム、アニメ、映画化された大ヒット漫画「ベルセルク」で知られる漫画家の三浦建太郎氏が6日午後、急逝大動脈解離のために亡くなっていたことが分かった。作品の公式ツイッターや、作品を連載する「ヤングアニマル」の発行元・白泉社などが発表した。享年54。告別式はすでに身内で行ったという。

白泉社では「『ベルセルク』の作者である三浦建太郎先生が、2021年5月6日、急性大動脈解離のため、ご逝去されました。三浦先生の画業に最大の敬意と感謝を表しますとともに、心よりご冥福をお祈りいたします」と訃報を伝えた。

また、ボクシング漫画「はじめの一歩」で知られ、三浦氏と親交のあった森川ジョージ氏(55)は、ツイッターで「三浦健太郎君のご冥福を祈ります。あまり知られていませんが彼は少年マガジンでデビューなのです」(原文ママ)と、若き日のエピソードを明かした。

2人は十代の頃に出会い、ともに日本の漫画界をリードしてきた。森川氏は「寒気がするほどの才能の塊でした。お互いこの歳まで作家でいられてよかった、と思っていました。急な知らせでショックです」と、動揺を隠せない様子だった。

同社によると、未掲載分の刊行などは、今後改めて発表するという。

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