メッシの新天地はBミュンヘン? 同胞レジェンドのケンペス氏が指摘

メッシはバルサを離れるのか(ロイター)

〝エル・マタドール〟の異名を持つ元アルゼンチン代表FWマリオ・ケンペス氏(66)がスペイン1部バルセロナの同国代表FWリオネル・メッシ(33)の去就問題について語ったと、スペイン紙「スポルト」が伝えている。

同紙によるとケンペス氏は「ビルド」紙のインタビューで今季限りで契約満了となるメッシについて「バルセロナで再び欧州チャンピオンズリーグ(CL)に勝つ可能性がほとんどないことをメッシはわかっている。近年、バルセロナは常に非常に早く敗退されており、クラブは新しい勝利を築くのに非常に苦労している」と指摘し、脱バルセロナを勧めたという。

メッシは昨年、もう一度、欧州CL制覇を実現したいとの意向を明かしており、金銭などの条件面ではなく、自身の去就判断の最優先事項としていた。ケンペス氏は「彼は(マンチェスター・シティー監督のジョゼップ)グアルディオラと会い、パリ・サンジェルマンかバイエルン(ミュンヘン)に行かなければならないだろう。成功するためのお金か選手のどちらかを持っているクラブだ」と語った。

すでにイングランド・プレミアリーグのマンチェスターCやフランス1部パリSGは移籍先の候補に挙がっていると報じられているが、ケンペス氏はドイツ1部の強豪Bミュンヘンも有力な候補とみているようだ。ただ2クラブに比べると、資金力に乏しいが、同氏は「Bミュンヘンのマネジャーは財布ではなく頭で考えている」とし、チーム力を強調した。

メッシ自身もかねて「お金ではない」と話しているが、再び欧州CLのタイトルを奪取するためにBミュンヘン入りもあり得るのだろうか。

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