新団体GLEAT・田中稔が東京ドーム進出目指す 6月9日に有観客興行第1弾

(左から)伊藤貴則、田中稔、佐藤光留、川村亮

「リデットエンターテインメント」社による新団体「GLEAT」のUWFテクニカルオフィサー・田中稔(48)が、東京ドーム進出の野望をぶち上げた。

20日に都内で行われた「LIDET UWF」の有観客興行第1弾(6月9日、東京・新宿フェイス)の直前記者会見に出席。佐藤光留(40)が主宰する「ハードヒット」との全面対抗戦となるこの大会で渡辺壮馬(22)と組み、関根“シュレック”秀樹(47)、阿部諦道(26)組とダブルバウトで激突する。

「ようやくお客さんの前で見せることができることが待ち遠しい。歴史をつくっていく第一歩」と気合十分の稔は、「今の段階では何を言っているんだと思われるかもしれないが、東京ドーム大会までたどり着きたいと思っている」と目標を口にした。

もともと第2次UWFにあこがれ、令和の時代に再びUWF旋風を巻き起こすという使命感に燃える。「第2次UWFの『U―COSMOS』という東京ドーム大会を見て、ものすごい感情を揺さぶられる大会で号泣した。Uスタイルは大きな会場では伝わりにくいと当時から言われていたが、東京ドームでそのスタイルでできた。だからテクニカルオフィサーに就任した時、まず思ったのが『東京ドームに行こう』だった。やるからにはたくさんの人に見てもらいたいし、俺が(UWFに)人生を変えられたように、見に来た人の人生を変えたい。目指すは東京ドーム」と目を輝かせる。

「遠い先の話だと思いたくない。行けるなら一気にたどり着きたい」。まずは6・9大会でその真価を見せる。

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