D・オートゥイユvsF・アルダン 仏トップ俳優の夫婦げんか 「ベル・エポックでもう一度」本編映像

6月12日に劇場公開される、輝かしき日々の再体験に夢中になった男を描くヒューマンドラマ「ベル・エポックでもう一度」から、主人公のヴィクトルと妻マリアンヌが夫婦げんかをするシーンの、本編映像が公開された。

公開された本編映像では、同じベッドに入るヴィクトルとマリアンヌの姿が映し出される。眠ろうとするヴィクトルの横で、目のマッサージ機をスイッチを入れるマリアンヌ。振動に耐えかねてやめるように言うヴィクトルに対し、マリアンヌはゲストルームで寝るように話す。言い合いはエスカレートし、日頃抑えていた不満をぶつけるマリアンヌは、酒を片手にヒートアップ。「自殺すると思った」「未亡人になりたい」とたたみかけるマリアンヌ。「飲むな」とのヴィクトルの言葉も聞かず、「私は飲み、生き、前進する」と宣言する。

ヴィクトルを演じるダニエル・オートゥイユとマリアンヌをファニー・アルダンの、フランス映画界が誇る2人の俳優が、深刻な内容の夫婦げんかを、どこかコミカルに描き出している。

「ベル・エポックでもう一度」は、仕事を失い妻にも見放されてしまったヴィクトルが、”タイムトラベルサービス”によって再現された、記憶通りの輝かしき日々の再体験にすっかり夢中になってしまう姿を描く。フランス最高峰の賞であるセザール賞で3部門受賞と8部門ノミネートも果たした作品。主人公のヴィクトルを演じるのは、「愛と宿命の泉」などで知られるダニエル・オートゥイユ。妻のマリアンヌはファニー・アルダンが演じている。監督・脚本・音楽は、「タイピスト!」などに俳優として出演し、本作が監督2作目となるニコラ・ブドスが務めている。

【作品情報】
ベル・エポックでもう一度
2021年6月12日、シネスイッチ銀座ほか公開
配給:キノフィルムズ
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