中山副大臣の遅刻流会騒動で鈴木宗男氏「小西氏はただ難癖をつける」 

小西洋之参院議員(左)と鈴木宗男参院議員

日本維新の会の鈴木宗男参院議員(73)が20日、ブログを更新し、この日、参院外交防衛委員会での遅刻騒動に言及した。

委員会では中山泰秀防衛副大臣(50)が開会時間になっても姿を見せなかったことに立憲民主党の小西洋之参院議員(49)や共産党側が反発。事務方のミスだったという中山氏は2分遅れで、委員会に出席していた。

同委員会の委員でもある宗男氏は「岸防衛大臣も茂木外務大臣も着席しており、委員会審議に何の支障もないのに野党の小西洋之筆頭理事の対応は正しいだろうか。ただ難癖を付ける類の話ではないか」と指摘した。

そのうえで、「一日国会にかかる経費は15億円である。野党は国会で質疑をして、そこで得点を稼ぎ、選挙に繋げるのが常套手段である。主管大臣が着席している事実を受け止めるべきで、委員会を開かせない判断に驚くというより、『頭に虫が入っている』のではと考えた次第である」と宗男節で小西氏を断罪した。

一方の小西氏は13日にも三原じゅん子厚労副大臣(56)の遅刻問題があったばかりと指摘したうえで、ツイッターで「理事会で、①菅内閣の体質問題として徹底的な反省が必要であること、②中山副大臣はTweet事件での答弁姿勢が問題となっていたのに答弁遅参とは重大事態であると意見しました」と投稿。

小西氏の質疑を楽しみにしていたという意見には「国会がここまで愚弄された以上、流会はやむを得ない措置とご理解を頂きたく存じます」と説明した。

宗男氏と小西氏は今年3月の参院予算委での言動をきっかけに対立。互いに「ウソつき男」「狼藉者」と罵り合うバトルになっていたが、再燃した格好だ。

© 株式会社東京スポーツ新聞社