百田尚樹氏 愛知リコール署名偽造事件に「一家総出の家内工業やん!」

百田尚樹氏

放送作家として「探偵!ナイトスクープ」(朝日放送)を全国規模の人気番組に育て上げる一方、映画化された「永遠の0」「海賊とよばれた男」で知られるベストセラー作家の百田尚樹氏(65)が20日、ツイッターを更新。愛知リコール署名偽造事件についてコメントした。

百田氏は「愛知県のリコール運動、とうとう田中氏が逮捕された。驚いたのは、嫁さんとか息子も逮捕されたこと。これって、一家総出の家内工業やん!組織犯罪のイメージからだいぶ離れてるなあ」とあきれた様子でつぶやき「まあ、これから真相が明らかになるんやろうけど」と捜査の進展に期待した。

昨年、大々的に展開された大村秀章愛知県知事(61)のリコール(解職請求)運動をめぐる署名偽造事件で、署名運動を進めた政治団体「お辞め下さい大村秀章愛知県知事愛知100万人リコールの会」の田中孝博容疑者(59=事務局長)、妻・なおみ容疑者(58)、次男・雅人容疑者(28)ら4人が19日、地方自治法違反容疑で愛知県警に逮捕された。

昨年10月、佐賀市でアルバイトを動員し、大量の偽造署名をするよう指示した疑い。提出された署名43万筆のうち、約8割が偽造されたとみられ、愛知県が刑事告発していた。

同団体は河村たかし名古屋市長(72)の意見に賛同した美容外科「高須クリニック」高須克弥院長(76)の主導で結成され、昨年6月に開かれた設立会見には、明治天皇の玄孫で作家の竹田恒泰氏(45)、百田氏らが出席した。

こうした経緯から「他人事のフリをして逃げるのか?」などの意見が寄せられ、百田氏は激怒。「アホか!わしに何の責任があるんや!高須院長から、記者会見をやるから来てもらえないかと、前日に電話を貰ったので、行っただけやないか!」と釈明し「リコール運動にエールを送ったが、活動には一切無関係や。不正のことなんか何も知らんわ!」と断言した。

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