“代役”南野拓実の完全移籍加速か サウサンプトンのエースにマンU入り浮上

ダニー・イングス(ロイター)

イングランド・プレミアリーグのサウサンプトンに所属するFWダニー・イングス(28)が同リーグのマンチェスター・ユナイテッドに移籍する可能性が出てきたと、英紙「テレグラフ」が報じている。

同紙によると、マンチェスターUがサウサンプトンにイングスの状況などについて、問い合わせたという。イングスの契約は2022年6月末までとなっており、サウサンプトンは契約延長をオファーしているものの、まだ合意には達しておらず、正式オファーが届けば、流出する公算が高いとみられている。

エースが退団となれば、同リーグのリバプールからレンタルで加入している日本代表MF南野拓実(26)の去就にも影響は必至だ。英紙「リバプール・エコー」は「サウサンプトンは(南野の)レンタルを恒久的なものにするように申し入れたが、リバプールに断れた」と報道していたが、イングスの移籍金を武器にして移籍金を積み上げれば、再アタックも可能となる。

もちろん、南野にとっても悪い話ではない。もともとリバプールにはエジプト代表FWモハメド・サラー(28)を筆頭に世界的なスターが多数在籍しており、定位置を取るのは厳しい状況。来季に復帰したとしても再びベンチ暮らしが続くのは間違いないだけに、完全移籍は自身のキャリアにとって大きなチャンスとなるはずだ。

今季も最終局面を迎えており、シーズンオフの動きも活発になっているが、イングスの去就と南野の動向に注目だ。

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