北陸三大祭りの三国祭中日、迫力満点の山車が2年ぶり巡行 福井県坂井市

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2年ぶりに巡行した三国祭の人形山車。2基が待機する中で、間隔を空けて綱を引き三國神社を出発した=5月20日午前11時40分ごろ、福井県坂井市三国町山王4丁目

 北陸三大祭りの一つ、福井県坂井市の三国祭は5月20日、中日を迎え、呼び物の人形山車(やま)が2年ぶりに巡行した。新型コロナウイルス禍で例年の6基から4基に規模を縮小したが、勇壮な山車の迫力は変わらず、町衆の誇りとともに堂々と練り歩いた。

 見物客や露店商がひしめく細い路地を練る例年の姿はなく、感染対策を徹底したマスク姿の男衆らに曳かれた山車が港町をゆっくりと進み、地元住民は静かに見守った。

 高さ約6メートルの各区自慢の山車はどれも絢爛。曲がり角では曳き手が急旋回を決め、化粧をした囃子方の子どもたちは生き生きとした表情で太鼓の音を響かせて祭りを盛り上げた。

 三國神社に山車を奉納したのは四日市区、大門区、上ハ町(うわまち)、滝谷区と三国祭保存振興会。新型コロナの影響を考慮し、滝谷区は展示のみとしたほか、他も巡行エリアを地元区などに限定し、開始時間をずらす対応を取った。