SixTONESがMCに挑戦!「バリューの真実」第2弾。「6人での仕事場が楽しい」

NHK Eテレでは、6月1・8日の2週にわたり、SixTONESが体当たりで“価値観(バリュー)のズレ”を検証する「バリューの真実」(午後7:25)を放送。「6人全員でのバラエティー出演は意外に少ない」というメンバーがそろってリモート取材に応じ、収録の感想などを語った。

昨年12月の初回に続き第2弾となる同番組は、番組が独自に実施したアンケートや取材を基に、自分の価値観はほかの人とどう違うのか、世代間やほかの人との共通点やギャップの背景を深掘りしていく。番組独自のアンケート結果をもとにリサーチした情報を、SixTONESが高校生たち約30人とリモートで意見交換。さらに、高校生のリアルエピソードをSixTONESメンバーがドラマで再現する。

髙地優吾は「第2弾をやれるのが素直にうれしい。ドラマに出演したり、実際に食べ方を学んだり、身を持って体験できて、番組のよさが出ていたと思います」、ジェシーは、「(6人そろっての出演に)一人一人のキャラも分かるのかなとも思いますし、前回は幅広い層の方に見ていただいたようで、それがうれしかったですね。10代がメインの感じだけど、大人の方も学べる番組だと思います」、京本大我は「前回の収録を終えて、自分たちも一緒に成長できる番組だと感じていたんですが、今回も、20代半ばの僕たちでも、初めて知ったこともあって、10代の価値観とか、いろいろなことに触れることができました」、森本慎太郎は「人間誰しもが気になる問題であったり、気にしなきゃいけないことを、再認識できたことが、自分の今後の人生においてプラスになるなと思いました。親と子の間のギャップや考え方の違いを知れたり、そういった心づかいが必要なのかと思ったり、『なるほど』と思うことが多かったです」とそれぞれ収録の感想を語る。

6人で活動する中で大切にしている価値観は「仲のよさ」だという松村北斗は、収録中にもゲストから「仲いいね」と声をかけられたことを明かし、あえて「仲のよさ」を意識しているわけではないものの「そんな(自分たちの)雰囲気の温かさや優しさを感じてもらいつつ、ためになる情報を伝えるいい番組だなと思います」と内容に自信。田中樹も「6人での仕事場が楽しみ。やりたいこととやらなきゃいけないことがマッチしている」と笑顔を見せた。

また、お互いの価値観を大切にしているというメンバー。田中は、森本が後輩に対して、言葉遣いやあいさつなどを指導する姿がいいと褒めると、森本は照れた様子を見せながら「自分たちは誰かの価値観に共感して、『いいね』と思うことが多いよね」とコメント。息が合った6人かと思いきや、松村が「目を覚ました田中がパッと起きて、するめイカを食べてまたすぐ寝るのが理解できない」と暴露。田中は「記憶にない」ととぼけるが、さらに森本は、田中が寝て起きた時に「お菓子を食べたい」と言い始め、その後すぐに寝るなら「食べちゃダメ」と松村が注意していたという、2人の仲良しぶりが伝わるエピソードを明かし、松村は「樹が『なら起きる』って言うから、それなら食べていいよって言いました」と笑った。

そして、番組の6月1日のテーマは、約600人の高校生へのアンケートで、「知りたい・身につけたい」上位にランクインした「キレイな食べ方」。高校生たちは、友達や目上の人に対しての好感度アップポイントとして「食べ方」を気にしていることが判明。そこで今回は「フォークとナイフのキレイな使い方」と「骨の多い魚の食べ方」をピックアップし、京本が「キレイな食べ方」を学ぶため、マナースクールの講師による1対1のレッスンを受講。また、スタジオでは、メンバーとゲストのギャル曽根が「キレイな食べ方」で対決するほか、食べることから生まれた“いい話”&“胸キュンエピソード”を森本の出演でドラマ化する。

マナーについて学んだ京本は「先生が直々に見てくださっている中で、1人でトライする状況で、焼き魚やサラダは、普段食べているはずなのに、先生がいることでの緊張感で、難しさを覚えました。ナイフって切るだけじゃなくて、補助する役割があることを知ったり、トマトのヘタの処理など困っていたことの改善点や直し方を教えてもらって、めちゃくちゃ勉強になりました。実際にVTRで見たら、アフターの方の姿勢に余裕を感じて、奇麗だなと感じたので、教えてもらったことを実践しただけでこれだけ変わるなら、なんでも挑戦して、いいことは取り入れていきたいなと思いました」とプラスとなったことを伝える。

また、再現ドラマに出演した森本は「僕は今回高校生役で学ランを着たんです(笑)。劇中ではお箸の使い方を学んだのですが、学生の時にちゃんと知っていたら絶対カッコよかったな、それを知ったうえで、学生生活を送りたかったな、と思いましたね。こういう学生になりたいなと感じました」と振り返った。

そして、6月8日の放送では「ネットトラブル対策」を取り上げる。アンケートの結果、困っていることの第1位は「長く見すぎで依存を感じる」という結果に。番組では、この問題と知りたい「トラブル回避・解決方法」で最も多かった「アカウントの乗っ取り」について検証。ネットを楽しく使うためのスキルとノウハウを紹介するとともに、デジタルネイティブと呼ばれる高校生世代の実情と周囲の価値観のズレも解き明かす。ジェシーは、10代と一緒に、アカウント乗っ取り防止マニュアルを作成。髙地は、ネットにハマったものの、そこから抜け出せた10代の軌跡をドラマで演じる。

髙地は「台本を読んでいる時点で、自分と通じるところがあって、この主人公が思うことも分かるし、心配する親御さんの気持ちも分かる。両方の気持ちが分かる立場だったので、高校生の役でもあったんですが、等身大の自分に近いと思えるキャラクターだったので、役に入りやりやすくて、楽しく参加することができました」と満足げに語る。

そして、普段エゴサーチをするのか尋ねられたメンバーは、公式のYouTubeやInstagramのコメント以外はあまり見ないと口をそろえる。田中は「コメントの数や再生回数を見て、リアクションのいいものは喜んでいただけているんだなと思ったりする」そうで、メンバーたちは、自分たちが楽しむことを大切に、SNS活動を行っていると話した。

なお、番組は放送後の1週間、NHKプラス(https://plus.nhk.jp/)で見逃し配信も予定されている。

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