古くから愛され続ける鎌倉へ
東京から電車で1時間。古都として有名な鎌倉は、昭和初期には川端康成ら日本の文豪が住まいとして愛した土地でもあります。そんな鎌倉を愛した文豪たちは「鎌倉文士(かまくらぶんし)」と呼ばれ、鎌倉の魅力に惹きつけられてきました。
この記事では、鎌倉の歴史と文化が織りなす雰囲気を、じっくり味わうひとときが過ごせるゲストハウスを紹介します。
1. レトロ洋館「IZA鎌倉Guest House＆Bar」
「IZA鎌倉Guest House＆Bar」は、レトロな洋館をリノベーションしたゲストハウス。鎌倉の宿では珍しい外観と内装をしています。交通の便がよく、江ノ電長谷駅から徒歩2分で到着します。鎌倉大仏までも徒歩約10分で行けますよ。
客室はダブル・ツイン、4名定員のファミリー向け個室、そしてドミトリーがあります。ドミトリーは2段ベッドを使った6人部屋。男女共用のほかに女性専用のドミトリーもあります。いずれもきれいに掃除されていて、過ごしやすい空間です。
中には洋風の暖炉が置かれたフリースペースも。バーラウンジになっており、ゲストがここに集まりお酒を酌み交わしたり、おしゃべりしたり。お互いの旅の思い出をシェアする場としてぴったりです。フレンドリーなスタッフも気軽に話に入ってくれます。
朝食と夕食は1人500円～で用意してもらえます。
2. こまやかな心遣いのおもてなし「ゲストハウス彩(イロドリ)鎌倉」
JR鎌倉駅から徒歩約10分のところにある、“武士”がオープンしたゲストハウス「ゲストハウス彩(イロドリ)鎌倉」。オーナーの高野さんは、毎日鎧を身に着けて武士の姿になり、訪れるゲストを心を込めてもてなしてくれるユニークな方。
このゲストハウスは、バリアフリー設計をできる限り取り入れていることで有名です。建物自体は日本建築をリノベーションしたものですが、身体の不自由な人でも泊まりやすくしています。
客室のドミトリータイプはベッド。ファミリー用の個室は日本の家庭のように布団を敷いて寝ます。個室は畳とフローリングが一部屋づつ。歴史ある建物の雰囲気でゆっくりくつろげますよ。
ゲストハウスの中でも新しい設備が整っている部分がバリアフリーバスルーム。以前に介護の仕事をしていた高野さんが導入した、専門的な設備で、バス・トイレの使用が通常よりも便利です。
鎌倉の観光地には階段がある場所が多く、車いすの方は観光が少し大変かもしれません。高野さんは車いすのゲストの観光をお手伝いするなど、心ゆくまで観光を楽しめるようサポートしてくれます。
3. 目の前に広がるオーシャンビュー！「海宿食堂グッドモーニング材木座」
「海宿食堂グッドモーニング材木座」は、海までなんと0分！ 道路を越えるとすぐに海岸に到着します。
引き潮のときは、日本に現存するもっとも古い、鎌倉時代の人々が築いた人造の港湾遺跡「和賀江島」がはっきりと見えてくるのだとか。天候によっては富士山も見ることができ、素晴らしいオーシャンビューを心ゆくまで楽しめます。
客室もそれぞれ魅力的。
ペットと一緒に宿泊できる2段ベッドの客室や、窓から逗子と和賀江島のオーシャンビューが眺望できる客室、富士山が見える客室など、予約する時から期待がふくらみます！
朝はゲストハウスで、おかずの豊富な和朝食をいただきましょう。料金を払えば宿泊客以外でもいただけるため、地元の人たちも朝食に訪れるそうです。地元の人との交流も期待できますね。
4. 囲炉裏があるゲストハウス「鎌倉ゲストハウス」
「鎌倉ゲストハウス」は観光の中心地からやや距離がありますが、住宅街にあり、地元の暮らしがより身近に体験できる場所です。
もともと日本建築の料亭だった場所がリノベーションされ、ゲストハウスとして生まれ変わりました。1Fには古くに日本で使われていた囲炉裏があり、雰囲気も満点です。
ラウンジ奥には小さなバーカウンターが設置されていて、宿泊客と地元住民の交流の機会も。24時間営業しているスーパーやコンビニエンスストアも周辺にあり滞在にとても便利です。
ゲストハウスのドミトリーは、布団を敷いて眠るタイプ。キッチンは自由に使えます。各地からやって来た宿泊客と旅の経験を分かち合いながらご飯を作ってみましょう。
ゲストハウスでは自転車を貸し出しています。鎌倉の大仏までは自転車で約10分。小学校と中学校が近隣にあるので、自転車に乗る際は子どもに十分注意してくださいね。
鎌倉の魅力を探る滞在を
歴史ある建物や美しい風景で、鎌倉は古くから人気観光地のひとつになっています。ぜひゆっくりと滞在して、鎌倉ならではの魅力を深く体験してみてください。
