上越市大貫4の仏料理店「ラ・ファミーユ・スユクル」は、敷地内で約150種のバラを栽培している。見頃は店の裏に咲くつるバラの「ジュリア」と「新雪」。数百輪が咲き、見る人を楽しませている。見頃は今週いっぱい。
店主の佐藤和樹さん(44)が2012年の開店時にバラを植え、徐々に種類と数を増やしてきた。仕込みや買い出しの合間を縫って肥料を与えたり、消毒を行ったりしている。ジュリアは45年前に英国で作り出された品種で、落ち着いた茶色のバラ。栽培も花を咲かせるのも難しいといわれる。新雪は約50年前に日本で作り出された品種。純白の大輪で、葉の緑色とのコントラストが美しい。
店頭にある植木鉢や植栽した木のバラも今後咲き始める。「新型コロナウイルスの影響で、バラ園などに行けず残念な思いをしている人もいると思う。少しでも楽しんでもらえたらうれしい」と話した。
駐車場が狭いため、バラ観賞のみの場合、近くの公共駐車場を利用するよう呼び掛けている。