株式会社飛鳥新社は書籍『あなたは正しい』を5月20日に発売。 大きな事故や不況で社会不安が高まる2018年に韓国で発売された本書は、 新型コロナ禍においても多くの方に読まれ続け、 40万部を超える大ベストセラー。 先が見えない不安な時代、 待望の邦訳がついに登場。
●専門家の助けを借りずに、 あなたと大切な隣人を救う方法
本書の著者であるチョン・ヘシン氏は韓国で最も影響力のある女性精神科医のひとり。 30年以上にわたりトラウマの現場で患者によりそい続けた彼女が、 専門医に頼らず対話と共感の力で自分や身近な人の心を癒すことができるまったく新しい心理メソッド（適性心理学）を、 豊富な事例をもとに紹介。 忠告・助言・評価・判断はせず、 ただ共感する――不安な時代を乗り越えるための最大の武器、 「共感力」を養うための実践の書。
●口コミで拡散！ 有名人の間にも広がってコロナ禍の韓国でもっとも読まれた本に
2018年、 本書が発売されるや、 大きな事故や不況で社会不安が高まっていた韓国では、 本書のメソッドを実践するための一般人によるサークルが数多く作られた。 著者も自身のYouTubeチャンネルで悩み相談を行っており、 はじめは子育てに悩む主婦層がメイン読者でしたが、 多くの有名人がテレビやSNSで本書について語ったことで老若男女問わず拡散され、 コロナ禍で不安が渦巻く現在においても好調な売り上げを続けている。 日本でもうつ症状や不安に悩まれる人、 特に女性が急増。 このような不安な時代に、 行動指針を示してくれる一冊。
本文より
「社会的・倫理的に"正しい言葉"は時に暴力的だ。 私はまちがった言葉に傷ついた人よりも、 正しい言葉に傷ついた人をはるかにたくさん見てきた。 人は誰でも傷ついた存在だ。 誰かの苦痛と向き合ったら忠助評判（忠告・助言・評価・判断）をしてはいけない。 ただ共感しなさい 」。
目次
第1章 なぜ、 私たちはつらいのか 韓流スターにパニック障害が多いのはなぜか？ “自分らしさ”が消されてしまう現代社会の問題点。 第2章 心を蘇らせる心理的CPR（心肺蘇生術） 心肺が停止したらすぐにCPR（心肺蘇生法）を施すように、 心がすり減って「私」が消えそうになった時に心を蘇生させる「心理的CPR」を提言する。 第3章 共感――心を動かす力 傷ついた心を癒すために必要なのは「共感」である。 共感する力は生まれつき備わっているのではなく、 学ぶことで誰もが身につけることができる、 最大の武器なのだ。 第4章 心の境界線をつくる――私とあなたを同時に守るために ひたすら相手を肯定してあげることが「共感」ではない。 それは感情労働であり、 共感者を深く傷つける。 共感しつつ、 自分を守る方法とは？ 第5章 共感へのハードルを越える――治癒を妨げる障害物は何か 共感者は「優しい戦士」でなければならない。 「正論」という暴力と対峙し、 共感を妨げる否定的な感情と戦わなければならない。
