NPB臨時実行委員会 広島コロナ集団感染で12球団が情報共有「現状では感染拡大リスク払拭できない」

NPB・井原事務局長

プロ野球の臨時実行委員会が21日、実施された。広島で20日に選手、スタッフらの7人が新型コロナウイルスの陽性判定を受けた案件の経緯について情報共有を行った。

21日から組まれていた対阪神3連戦(マツダスタジアム)はすでに延期が決定。広島側からは会議の場で「現状では感染拡大のリスクは払拭できない。今後感染が拡大する可能性がまだあり、その対応が必要となる」との説明があり、試合を延期した上で21日以降も毎日に渡って「リアルタイムPCR検査」をスクリーニング検査として行い、感染の拡大抑止できていることを確認したいとの申し入れもあったという。

会議終了後、オンライン会見に応じたNPBの井原事務局長は今後、広島の試合再開の判断に関して「そのように(リアルタイムPCR)検査を継続するということを(広島の)球団のほうから当該保健所にも説明している。その後は保健所のご指導もいただきながら可否をいただくということになると思う。現時点で保健所のほうから特段の指示、判断は出ていない」と説明した。

24日にはJリーグとの「新型コロナウイルス対策連絡会議」、「12球団代表者会議」が行われる予定となっており、専門家からの助言を基に試合日程の再調整も含めて引き続き議論が行われる。

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