大きなトンボは、4選出馬の意向? 横浜・林市長、「勝ち虫」付けて登壇

「勝ち虫」の別名を持つトンボのブローチを付けて登壇する林市長=21日、横浜市会本会議場

 8月末に任期満了を迎える林文子横浜市長(75)が21日、市会第2回定例会本会議に大きなトンボのブローチを付けて登壇した。トンボは「勝ち虫」の別名を持ち、“不退転の決意”を表すとされる。林市長は4選出馬への態度は明らかにしていないが、各会派の市議からは「出馬の意向を示しているのではないか」との見方が広がっている。

 本会議2日目の同日、林市長は紺色のブレザーにスカート姿で出席。胸には大きなトンボのブローチを付けており、ベテラン市議の一人は「初めて見たが、コロナ禍という危機にあって引き続き市長の任を担おうという覚悟だろう」と推測。若手市議は「トンボは戦国武将も好んだ。出馬するとの強い意志が感じられる」と分析してみせた。

 林市長は前回市長選の2017年、市会第2回定例会最終日に3選出馬を正式に表明した経緯がある。今年の第2定例会最終日は6月4日。市長が去就を表明するかどうか注目が集まっている。

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