ドバイ税関とUAE連邦税関庁が貿易・サプライチェーン会合である第5回WCO世界AEO会議を主催

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【ドバイ(アラブ首長国連邦)2021年5月21日PR Newswire=共同通信JBN】ドバイ税関(Dubai Customs)はアラブ首長国連邦(UAE)連邦税関庁と共同で、2021年5月25-27日にバーチャルで開催される第5回世界税関機構(WCO)Global Authorized Economic Operator Conference(世界AEO会議)を主催する。会議はAuthorized Economic Operator(AEO、認定経済事業者)制度の課題、機会、前進の方策を探るため、世界貿易のすべての利害関係者が一堂に会する。

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会議は「AEO 2.0: Advancing Towards New Horizons for Sustainable and Secure Trade(持続可能で安全確実な貿易の新たな限界への前進)」と題し、複数の高官による基調講演など多くのプログラムがある。基調講演するのはPorts, Customs and Free Zone Corporation最高経営責任者(CEO)、International Chamber of Commerce – DubaiのCEOでもあるDP World GroupのSultan bin Sulayem会長兼CEO、ドバイ税関のAhmed Mahboob Musabih長官、WCOの御厨邦雄(Kunio Mikuriya)事務総局長、チャールズスタート大学(オーストラリア)Centre for Customs and Excise Research(関税・間接税務研究所)CEOのDavid Widdowson教授。

ドバイ税関のAhmed Mahboob Musabih長官はグローバルな貿易制度の採用、情報交換に向けたドバイの積極姿勢とAEO制度の相互承認協定(MRA)の枠組みによる戦略的提携の用意を力説した。長官はさらに「会議のバーチャル主催国にドバイが選ばれたのは、貿易促進者としてのドバイの主導的な世界的地位とAuthorized Economic Operator制度の実施と発展の信頼できるパートナーとしての立場を反映している」と付け加えた。

世界税関機構(WCO)の御厨邦雄事務総局長は「COVID-19の大流行は、世界貿易の前例のない混乱の結果、税関と事業者の協力の重要性を実証した。税関は疫病流行に強いられた複雑さと制約を協力のおかげで乗り切ってきた。この会議でそこから学んだ教訓と前進策を討議できるだろう。AEO制度は2012年に初めて導入されて以来、大きく成長し、この制度の下での国内AEO制度、相互承認協定、その他の種類の協力の発展がみられた。この不確実な時期に、WCOは世界の貿易制度をより安全、確実で強靭にするよう努め、税関コミュニティーを支援するコミットメントを再確認したい」と語った。

ドバイ税関とUAE連邦関税庁は次のリンクで会議の参加登録を受け付けている: http://www.AEOConference2021.com

▽ドバイ税関について
ドバイ税関はアラブ首長国連邦(UAE)ドバイ首長国の政府機関で、通関手続きの実施と規制、合法的貿易の円滑な活動の促進、首長国の社会経済発展を支えることに責任がある。ドバイとUAEで最も古い公的機関の1つであるドバイ税関は投錨地(バース)を意味するアラビア語「al Furdah」でも知られ、設置以来、世界的貿易ハブとしてのドバイの名声を支えている。

▽UAE連邦税関庁について
UAE連邦税関庁(FCA)はアラブ首長国連邦(UAE)の連邦政府機関で、通関の政策、法律、規則の設定と各地元税関部門との協調による全通関業務の監督に責任がある。FCAは検査、関税、情報、通関許可、監視の統一通関手続きの設定と採用も担当している。

▽世界税関機構について
世界税関機構(WCO)は1952年に関税協力理事会(CCC)として創設された独立の政府間組織であり、税関行政の有効性と効率の強化を使命としている。WCOは現在、全体で世界貿易の約98%を処理する世界中の183の税関行政機関を代表している。

ソース:Dubai Customs