中日・大野雄 復帰戦で通算1000奪三振を達成も7回1失点で今季3勝目はならず

通算1000奪三振を達成した中日・大野雄

中日・大野雄大投手(32)がNPB史上152人目の通算1000奪三振を達成した。

上肢のコンディション不良で9日に抹消され、この日は17日ぶりに戦列復帰。記録まで残り6三振でマウンドに上がると、初回からアクセル全開で発進した。

先頭の梶谷、ウィーラー、丸といきなり三者連続三振。3、5回は投手の畠から難なく2つの三振を奪うと、7回だ。一死走者なしで5回に痛恨の先制ソロを許した広岡から外角への133キロのツーシームで見逃し三振に仕留め、記録に到達した。

球団では2006年の川上憲伸以来、16人目の通算1000奪三振。しかし、1点ビハインドの7回に代打を送られて降板し、代わりに打席に入った根尾の二塁打、続く大島の適時打三塁打で同点に追いついたため、黒星こそ免れたが、逆転はならず、勝ち負けはつかなかった。

それでも「広岡選手に打たれたホームランは防がないといけなかった」と反省しつつも「復帰戦一発目で7回まで投げられて良かった」と笑顔を見せた。

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