【夏場所】痛恨の3敗目・貴景勝 V争い後退に「自分に原因。また明日やっていくだけ」

貴景勝(左)は遠藤に敗れ3敗目を喫した

大相撲夏場所13日目(21日、東京・両国国技館)、大関貴景勝(24=常盤山)が幕内遠藤(30=追手風)に痛恨の黒星だ。

立ち合い突いて後退させるも、土俵際でかわされ、突き落とされた。勢い余って宙に浮き、土俵下で激しく体を打ちつけたが「大丈夫です」。取組については「自分に原因があるので。いろいろ考えてまた明日やっていくだけだと思います」と、表情を変えることなく語った。

1敗を守った大関照ノ富士(29=伊勢ヶ浜)を追走するためにも負けられない一番だったが、V争いから後退となった。これで遠藤と並んで3敗。14日目に照ノ富士が遠藤を下せば、照ノ富士の優勝が決定する。

それでもまだ終わっていない。奇跡の逆転Vへ大関正代(29=時津風)戦を控える貴景勝は「一生懸命頑張ります」と前を向いた。

© 株式会社東京スポーツ新聞社