ニコ・ロズベルグ、コンチネンタルタイヤのブランドアンバサダーに就任

 5月20日、グローバルタイヤメーカーであるコンチネンタルは、2016年のF1ワールドチャンピオンであるニコ・ロズベルグが新たなブランドアンバサダーに就任したと発表した。今後、コンチネンタルとロズベルグはともに電動シリーズのエクストリームEとその活動をサポートしていく。

 2016年のワールドチャンピオンであるロズベルグは、引退後は気候変動対策に目を向けた持続可能なモビリティ・ソリューションや環境技術への移行を推進する活動などを行っているほか、投資家としても意欲的に活動しており、革新的な製品やサービスを開発・提供するサステナブル関連のスタートアップ企業を幅広く支援し、これまでに環境・気候保護に関する欧州文化賞をはじめ数々の賞を受賞している。

 またエクストリームEには自チームのロズベルグ・エクストリーム・レーシングチームが参戦しており、コンチネンタルはエクストリームEのシングルタイヤサプライヤーとして全チームが使用するオフロードタイヤ『クロス・コンタクト・エクストリームE』を供給している。

 コンチネンタルはまたプレミアムタイヤののリーディングカンパニーとして、あらゆる走行状況において最大限の安全性と最高のパフォーマンスを追求し、同時に厳格なサステナビリティ戦略を追求しており、環境に適合した技術ソリューションの開発をリードするだけでなく、カーボンニュートラルやバリューチェーン全体での持続可能なビジネスの実践においても、非常に厳しい目標を設定している。

 今回、ロズベルグはブランドアンバサダー就任にあたり「持続可能性、技術、安全性を活動の中心に据えているパートナーと一緒に働けることを非常に誇りに思っている。僕と同じように、コンチネンタルも持続可能なモビリティを実現することに強くコミットしている」とコメントした。

「そのためには、タイヤ分野の開発と革新が不可欠だ。このような価値観の共有が、我々の協力関係の基盤であると考えており、一緒に仕事ができることをとても楽しみにしている」

 またエクストリームEについてロズベルグは「エクストリームEは、気候変動の影響が深刻な地域で開催される。新しいレースシリーズでは、これらの地域が抱える問題を改善するために国内外のさまざまなパートナーと協力して活動していく。我々は、この重要な問題を顕在化させると同時に、電気自動車や環境に優しい革新的な技術に対する関心を高めていく」と語っている。

ロズベルグ・エクストリーム・レーシングチーム(RXR)のマシン
エクストリームEのマシン

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