次期衆院選富山2区 上田県議、立候補促す動き加速 自民入善支部も「出馬なら支援」

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自民党入善町支部の拡大役員会前に開かれた町商工会の会合であいさつする上田県議(右)=入善町内

 自民党入善町支部は21日、同町うるおい館で拡大役員会を開き、次期衆院選富山2区に県議の上田英俊氏(56)=同町入膳=が出馬を決断すれば自民県連に公認を申請する方針を確認した。上田氏には今月中にも出馬の有無を判断するよう求める。同氏の後援会は既に出馬を支持することを決議しており、地元で立候補を促す動きが加速している。

 拡大役員会には町議や笹島春人町長、細田勝二JAみな穂組合長、藤井開町商工会長ら約30人が出席した。副支部長の元島正隆町議によると、上田氏の後援会が出馬を全面支援する決議をしたことを受け、緊急で開いた。

 会合では支部として上田氏が出馬できる環境を整え、出馬を決断した場合は全面支援することを確認。上田氏の後援会の米山義隆会長も出席し、後援会としての決議内容を伝えた。

 元島氏は、新しい考えを持った人を県連が推すことが大事との考えを示し「順序を踏まえて議論してほしい」と述べ、「支部や後援会、各種団体の代表が集まる前で上田県議の決意表明を聞かせてほしい」と出馬に期待した。

 元島氏によると、9選を目指す自民現職の宮腰光寛氏(70)=黒部市岡=の入善町後援会長を務める中瀬範幸会長が後援会長を辞任したという。

 終了後、笹島町長は記者団に「国政に挑戦するチャンスが来た。県議として実績を積み上げ、すぐに間に合う人物だ。入善町からの国会議員の誕生に町一丸となって押し上げていきたい。上田県議には限られた時間のなかで早く決断してほしい」と話した。

 上田氏は21日、富山新聞社の取材に支部の決定について「大変ありがたい話だ。思いを受け止めて熟慮したい」と述べた。今月中にも出馬を判断できるかどうかについては「時間は限られるが、拙速に進めて心配や迷惑を掛けるのは本意ではない」と明言を避けた。

 上田氏の地元の動きが加速したことに対し、21日、2区の県議からは「2人が出馬すると思って準備を進めなければならない」との声が上がった。

 宮腰氏側も臨戦態勢だ。滑川市の上田昌孝市長が宮腰氏について「市町村のことを何もやっていない」と批判していることに対し、宮腰氏の支援者の一人は「滑川のためにしっかり力を尽くしている」と反発。地元での活動を活発化させる方針を示した。