【MLB】大谷翔平は「毎晩のごとく伝説を…」 米専門メディアが絶賛する活躍の理由

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

「オオタニの伝説はほとんど毎晩のごとく広がり続けている」

メジャーリーグでここまで単独トップとなる14本塁打を放っているエンゼルスの大谷翔平投手。メジャーでトップの本塁打を放ち、投げても160キロを超える真っ直ぐを投じて、防御率2.37と好投する。二刀流での驚異的な活躍ぶりに、米国内での注目度も日増しに高まってきている。

米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」は「ショウヘイ・オオタニはMLBで現代のベーブ・ルースになっている」と題して二刀流右腕の活躍ぶりを分析。大谷がリアル二刀流で登板した19日(日本時間20日)にヤンキースのコーリー・クルーバー投手がノーヒットノーランを達成したが、それさえも大谷によって「二の次になった」とまで言及されている。

記事では「オオタニはほとんど毎晩のごとく伝説を作り、広がり続けている。ベーブ・ルース以来のことで、我々がフィールド上で見たことがないことを彼はやってのけている」と絶賛の言葉が並び、ここまで大谷が残してきた数々の記録を紹介。大谷がメジャーで史上5人目となる通算60本塁打&100奪三振を達成したことも伝えている。

「適応できない選手はメジャーリーグでは生き残れない」

「ブリーチャー・レポート」は「最終的には、オオタニはMLB球団がもっと多くの二刀流選手を有効活用するトレンドの始まりになるのかもしれない」とし、大谷はメジャーでの“二刀流”の流行のパイオニアになる可能性を指摘。その一方で、二刀流をこなすためには「計り知れない身体能力が問われる。しかし、必要なのは身体能力だけではない」とも記している。

大谷がメジャーリーグという最高峰の舞台で二刀流としてプレーできている要因として、同メディアは「適応する能力」を挙げる。「適応できない選手はメジャーリーグでは生き残れない。しかし、オオタニがメジャーリーグに足を踏み入れてからやってきたことは、適応したということだけではなく、才能の幅を広げることで自らを更に優れた選手にしてしまっているということだ。彼は球種を増やし、MLBで投げられている球に対してスイングをアジャストさせている」とし、大谷は適応し、なおかつ進化を遂げていると分析している。

今やMLBの世界をも飛び越え、他競技のトップスターたちさえもプレーの虜にさせている大谷。まだ2021年も4分の1を過ぎた辺り。ここから先も伝説を残すほどの活躍を期待したいものだ。(Full-Count編集部)

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