コンサドーレ・野々村社長「何か懸かった試合なら大変だった」"90度ちがう"ピッチのルヴァン杯

ある意味"新しい景色"でした

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サッカーJ1・北海道コンサドーレ札幌の野々村芳和社長がSTVラジオ『GO!GO!コンサドーレ』に出演。5月19日に開催されたルヴァン杯の鹿島戦で、会場の札幌ドームの移動式ステージが機器トラブルで、観客席との角度が本来と90度ずれた形で開催されたことに言及。

野々村:終わって見れば「新しい景色が見れた」とか言ってくれるサポーターもいて、無事にゲームが成立できて良かったなと思いますけど、本当にこのタイミングじゃなかったら大変だったなと言うのがいちばんですね。これがもし、リーグ戦で何かが懸かってようなゲームとかだったら…。

と、この試合がルヴァン杯予選の最終戦で、札幌、鹿島ともに予選突破が決まっていた"完全消化試合"だったからこそ、無事に開催できたようなものだとの見解を吐露しました。

観客席からは、本来とは違う見え方になってしまうことから、チケットは入場は出来るものの、料金は全席、払い戻しという決断が下されました。

サポーターからは「普段とは90度違う角度でピッチを見ることが出来て、それはそれで貴重な経験でした。個人的には返金は求めようと思いませんが、社長の立場としては『返金しません』とは言えないですよね」と言う励ましメールも…。

野々村:「返金しません」と言うのは全く無かったですね。最終的に、もう(ピッチが)動かないってなったのが朝4時半くらいだったんです。そこから、縦方向でどう運営するか、ここで試合が出来るのかどうかの安全確認とか、決まってる席を動かさないで出来るのかどうかと言う確認を(スタッフ)みんながし始めて、結局、朝10時くらいに「これはもう絶対に動かない。このままでやろう」ってことに決めたので。その時には、と言うか、朝方には返金をして縦方向でどうやるか、と決めていましたね。

野々村:常識の範囲内で、どこにどういう責任があって、補償がどうってことは、まだ全然、話してませんけど、これからそういう話にもなるんでしょう。

野々村:でも、取り敢えず(試合が)出来て良かったです。(ピッチが)ドームの中に入らなかったら、たぶん出来なかったんです。なぜかドームの中だけには入ったんです。最初は入らなかったんです。(試合前日の)夜の8時くらいに「入んない、動かない」ってことになったんです。で、11時くらいかな、夜中の。「今、取り敢えず中には入りました。これから30分後に旋回を始めます!」って連絡が来て…。

吉川アナ:徹夜ですね、そのスケジュールは。

野々村:それで、2時半くらいに「これで大丈夫かな」と思ってウトウトしてたら、4時半に「動きませんでした」って…。

前代未聞の"90度横向きピッチ"での公式戦。舞台裏では、試合以上に壮絶な機械との戦いが繰り広げられていたんですね。

ちなみに、移動式ピッチのトラブルは試合の翌々日までには復旧して、22日のリーグ戦(15節:対・清水エスパルス)は”正しい角度”で開催されます。札幌ドームのスタッフの長い長い延長戦も、ゴールで終了したようです。

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GO!GO!コンサドーレ

放送局:STVラジオ

放送日時:毎週土曜 7時30分~8時00分

出演者:野々村芳和(北海道コンサドーレ札幌社長)、吉川のりお(STVアナウンサー)

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北海道コンサドーレ札幌社長・野々村芳和さんと吉川のりおアナのアラフィフコンビがお送りする【痛快スポーツトークバラエティ】。サッカー番組のようでサッカー番組じゃない!?。誰でも今日からサポーターになれる、そんな番組です。

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