五輪「中止・延期」要請87%、署名37万人超

 Yahoo「みんなの意見」で東京五輪・パラリンピックの開催是非についての調査が10日~20日まで実施された結果、72万445人が投票。このうち79%に当たる56万9360人が「中止するべき」とした。

 延期するべきと答えた5万9461人(8.3%)と合わせると、今夏の五輪中止意見は「87.3%」にも上った。

 一方、観客制限での開催は5万6056人で7.8%。無観客で開催すべきは3万2744人で4.5%と開催すべきは両方合わせても12.3%だった。

 コロナ禍でオリンピック開催まで63日となり、中止を求める声が日に日に高まっている。こうした中「開催すればコロナ禍で疲弊している医療従事者の方々をさらに苦しめ、住民および参加者の命と暮らしを危険にさらすことになる」と訴え、ネットで開催中止を求め署名活動を展開している宇都宮健児元日弁連会長は21日、菅義偉総理や丸川珠代五輪担当大臣、東京五輪パラリンピック大会組織委員会の橋本聖子会長あてに「中止するよう」強く求める要望書を手渡した。

 「五輪の中止によって利用可能になった各資源を、新型コロナウィルスの感染拡大を防ぎ、人々の命と暮らしを守るために向けることを強く求める」と要請している。署名活動が現在(21日20時)でも続いており、署名人は37万7000人を超えている。(編集担当:森高龍二)

© 株式会社エコノミックニュース