変異株で感染リスク増か 子ども守る3密回避に苦慮

接触せずに体表面温度を測定できるカメラで体温を測る園児=宮崎市佐土原町・那珂こども園

 新型コロナウイルス感染の第4波で、感染力が強い変異株が県内でも猛威を振るう中、こども園や小学校が警戒を強めている。17日には宮崎市の教育・保育施設でクラスター(感染者集団)の発生も確認され、変異株は10歳未満の子どもたちの感染リスクが従来株より高いとの指摘もある。長時間のマスク着用や遊ぶ際に接触を避けるのは園児や低学年の児童にとっては容易ではなく、関係者は「消毒や手洗いはやっているが、3密回避を含め完全な対策は困難」と苦慮している。

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