ナショナルズのマックス・シャーザー投手が、MLBに対し新型コロナの健康と安全に関するプロトコルを更新すべきと主張している。
MLBは30チーム中12チームで「ティア1」と呼ばれる選手、コーチ、トレーナーらのワクチン接種率が85パーセント以上に達したと発表しているが、現状のプロトコルではワクチン接種後であれ、検査で陽性となった選手はIL入りしなければならない。
ナショナルズの選手会長を務めるシャーザーは「我々はルールを更新していかないといけない。科学や、CDC(米国疾病対策予防センター)の勧告に耳を傾けるんだ。ワクチンを接種した選手は、検査で陽性であっても、無症状ならプレー可能とすべき。単純明快なことだよ」と地元メディアらに語った。
MLBの公式戦では有観客の割合が順調に増えている。現在、100パーセントとなっているのはレンジャーズとブレーブスの2球団だが、月末から6月上旬にかけて、アストロズ、ダイヤモンドバックス、レッドソックス、インディアンス、レッズ、オリオールズなどが100パーセントの観客を動員できることを発表している。観客に対するガイドラインが更新されているように、選手たちも選手会やメディアを通して、現場の声を挙げ始めている。