ユベントスがロナウド代役にグリーズマンを狙う

クリスチアーノ・ロナウド(ロイター)

イタリア1部ユベントスが、ポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウド(36)流出に備えてスペイン1部バルセロナのフランス代表FWアントワヌ・グリーズマン(30)獲得に乗り出す構えを見せている。

スペイン紙「スポルト」によると、バルセロナは大幅にメンバーを刷新しようとしており、グリーズマンもかねて指摘されている通り、放出要因となっている。実際、グリーズマンとスペイン1部アトレチコ・マドリードのMFジョアン・フェリックスとのトレードが浮上。ただ同紙は、この実現性は低いとした上でユベントス入りの可能性を伝えた。

この移籍にはロナウドが密接に関わっている。ポルトガル代表のエースは、ユベントスが来季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場権を逃した場合、退団は確実となっており、その場合の代役としてグリーズマンを指名したわけだ。ただ新型コロナウイルス禍で悪化した財政状況もあって、完全移籍での獲得ではなく、1年のレンタル移籍の形を取るという。

となれば実際にロナウドがチームを去るのか注目されるが、ある〝兆候がキャッチされた。17日にイタリア・トリノにあるロナウドの自宅ガレージから、自身が愛してやまないスーパーカーコレクションをポルトガルの運送会社の大型トレーラーで運び出す様子が地元でメディアにとって伝えられていた。

スペイン1部レアル・マドリードからユベントスに移籍する際もこの手の移動が最初のアクションだっただけに、移籍確実というわけだ。

移籍先に関しては、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドやフランス1部パリ・サンジェルマンが浮上しているが、今回も車の移動が移籍を物語ることになるのか。

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