【ソフトボール】国際試合がなくても問題なし 市口侑果「海外投手だと想定して打っている」

オンライン取材に応じた市口侑果

女子ソフトボール日本代表の市口侑果内野手(28=ビックカメラ高崎)が22日、オンライン取材に応じ、憧れの舞台での躍動を誓った。

「簡単にヒットを打つ姿がかっこよかった」と大リーグ・マリナーズのイチロー氏(47=会長付特別補佐兼インストラクター)を真似て、小学校1年からソフトボールを始めた市口。13年前の北京五輪をテレビで観戦していたときは「自分がこの舞台に立てると思っていなかった」というが、東京五輪でソフトボールが3大会ぶり復活。自身も代表の座を勝ち取った。

現在は日本代表の一員として、群馬・高崎市で行われている強化合宿に参加中。その中で、かねて主将・山田恵里(37=デンソー)の打撃フォームなどを参考に、長打力アップを目指してきた成果が出てきた。まだ完全体ではないが「ボールに対してのバットの入れ方や、当たる瞬間に力負けしないように、体をしっかり強く使って打つようにしている」とコツをつかみつつある。

新型コロナウイルス禍の影響で、海外勢との実戦機会が不足しているが「男子投手や自分のチームの投手を、相手の海外投手だと想定して打っている」とイメージトレーニングはばっちり。

金メダル獲得へ、イチローばりの勝負強さを発揮する準備はできているようだ。

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