まさかのダウンも…亀田和毅 1年10か月ぶり再起戦で判定勝利 興毅会長は「年内に世界挑戦」

亀田和毅

ボクシングの元世界2階級制覇王者、亀田和毅(29=3150)が22日、約1年10月の再起戦となるノンタイトル8回戦(56・5キロ契約)を行い、三宅寛典(32=ビッグアーム)に3―0で判定勝ちした。

2019年7月のWBC世界スーパーバンタム級王座統一戦でレイ・バルガス(30=メキシコ)に敗れて以来、約1年10か月ぶりの試合で和毅は、戦績が9勝(1KO)10敗2分けの相手に、5ラウンドにまさかのダウンを喫した。

それでも他は主導権を握り、ほぼ左手しか使わずに戦った試合を「1ラウンドで倒すとかじゃなく、練習通りにやりたかった」と振り返った。

試合は当初、今月5日にエディオンアリーナ大阪で行われる予定だったのが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で大阪・豊中市の176BOXに会場が変更。自身初めての無観客での開催となったが「ちょっと違和感はあったけど、楽しくできた」と話した。

その和毅の今後について所属ジム会長で亀田3兄弟の長兄、興毅氏(34)は、Sバンタム級とフェザー級のどちらかで「年内に世界挑戦させたい」との意向を示した。

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