「こんな私をアイドルにしてくれて、ありがとう」AKB“最後の1期生”峯岸みなみが涙の卒業

涙ながらに感謝を語った峯岸みなみ

〝最後の1期生〟としてAKB48で15年間活動してきた峯岸みなみ(28)が22日、神奈川・横浜のぴあアリーナMMで「峯岸みなみ卒業コンサート~桜の咲かない春はない~」を開催。アンコール後、卒業スピーチでアイドル人生を振り返り、感謝を伝えた。

〈スピーチ全文〉

皆さん、今日はいろんな都合をつけて心配もある中で、私の卒業コンサートに足を運んでくださって、本当に本当にありがとうございます。

中学1年生、13歳のときにAKB48に加入して。皆さんも知っている通り、私の15年にわたるアイドル人生はとても順風満帆とは言えませんでした。みんなに元気を与えたり笑顔を与えたり。そういう存在であるはずなのに、応援してくれてる人を自分のまいた種でいろんな意見を浴びたりとか。そういう機会もすごくたくさんあったんですけど、でも、AKBに入ってまったく後悔をしていない自分がいます。

むしろAKBに私が必要だったかはわからないけど、私の人生にもAKBがどうしても必要だったんだなと改めて思いました。

けっこうつらいこともあったはずなのに、なんでこんなに楽しくて、こんなに幸せなことばっかりなんだろうと思ったら、コンサートの最中に答えは見えてて。私がどんなにダメでも、どんなに落ちていこうとも頑張ろうっててを引っ張ってくれたたくさんのメンバーたちに支えられてきました。

もう卒業しちゃったメンバー、たくさんのメンバーが卒業していく中で、自分は1人ぼっちになっちゃうんじゃないかと。いつまでAKBにいていいのかなって思うこともあったんですけど。でも、こうして一緒にステージに立ってくれる現役メンバーとか、たくさんの後輩たちにもいっぱい甘えて、助けてもらって本当に最後まで楽しいAKB生活を送らせてもらうことができました。

そして、たくさんのスタッフさんたちにもたくさん甘えさせてもらいました。このドレスは、このステージはあのときに辞めていたら絶対に私のものでなかったと思ったら…。どんなことがあっても自分がここだっていうときまで卒業の覚悟を決めるのを、ここまで待ってよかったなと本当に思います。そして、何より来てくださってるファンの皆さま、配信ライブを見てくださってる皆さま、こんな私をアイドルにしてくれて本当にありがとうございます。

私がここまで続けてこれたのは、ファンの皆さまの声援、励まし、このサイリウムの光だったり。たくさんたくさん与えてもらって、1日1日アイドルの寿命を延ばしてきました。本当にファンの皆さんのおかげで、今の私があると本当に思っています。

ここまで辿り着くまで私は15年かかってしまったんですけど、今在籍しているメンバーにはこんな気持ちで卒業してほしいなと本当に思います。だからこそこれからも私が言うことじゃないかもしれないけど、このステージに残るメンバーを、AKB48をずっと1番のアイドルグループでいさせてください。皆さんの力が必要です。これからもAKB48をよろしくお願いします。

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