【パラ競泳】コロナ禍をプラスに 木村敬一「いい方向に向いてる」

木村敬一(日本身体障がい者水泳連盟提供)

東京パラリンピックの代表選考会を兼ねた競泳のジャパンパラ競技大会第2日(22日、横浜国際プール)、男子100メートル自由形が行われ、S11は富田宇宙(32=日体大大学院)が58秒56をマーク。木村敬一(30=東京ガス)は59秒10をだった。

58秒台の好タイムを叩き出した富田は「日本記録の更新を狙っていたので、正直悔しい気持ちはある」と顔をしかめながらも「午前中の予選は全力で泳いで59秒58かかってしまったが、昼にコーチとたくさん相談をして、かなりいろんな改善をした。その上でレースに臨んで約1秒記録を上げることができたので、今日はこれで自分で及第点をあげたいかなという風に思います」と振り返った。

一方の木村は「現状の実力を出せたかなと思うので大満足しています」と話しつつ、新型コロナウイルス禍の現状について言及。「コロナだけでなく、他のいかなるウイルスに感染するわけにもいかないので、そこは普段から徹底して生活をしている。それはすなわち自分たちのパフォーマンスを向上させたりとか、体調を維持していくっていういい方向に向いていると思うので、徹底したら感染症対策っていうのは、いい方向に向いてると思う」と述べた。

© 株式会社東京スポーツ新聞社