加藤神社、創建150年記念の「和魂祭」 野村萬斎さんらも出演

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加藤神社創建150年を記念して制作され、初お披露目となった新作狂言「熊本三獣士」=22日、熊本市中央区(石本智)
加藤神社創建150年記念「和魂祭」で、狂言「末廣かり」を披露する野村萬斎さん(右)と息子の裕基さん
加藤神社創建150年記念「和魂祭」で演奏を披露する雅楽師の東儀秀樹さん(右)、典親さん親子

 和泉流狂言師の野村萬斎さんや、雅楽師の東儀秀樹さんらが出演する加藤神社「和魂祭」が22日、熊本市中央区の同神社であった。加藤清正の国づくりを題材にした新作狂言「熊本三獣士」も初演された。

 1871年、「錦山神社」として創建された加藤神社の150年記念事業。

 「熊本三獣士」(山川里海作)は、清正公生誕の地・名古屋市の市民グループが制作。清正公が造った「鼻ぐり井手」(菊陽町)の破壊を阻止しようと、古狸[だぬき]、白狐、論語猿の3妖怪が活躍する筋書きで、和泉流や大蔵流の狂言師らと同神社子ども会の小中学生4人が出演。子どもたちの熱演に、会場から拍手が送られた。

 萬斎さんは裕基さん、東儀さんは典親[のりちか]さんと、それぞれ親子で共演。東儀さんらはひちりきと笙[しょう]でオリジナル曲などを演奏。萬斎さんらは、傘を末広(扇)と言って売り付けようとする詐欺師と太郎冠者のやりとりを描いた狂言「末廣かり」を披露した。(平澤碧惟)