ゾッキ裏ゾッキ同時上映登壇イベント、川上奈々美が女優専念を決意した理由は『ゾッキ』にあり!

映画『ゾッキ』『裏ゾッキ』の交互上映トークイベント「秘密の集会 今こそ愛だ」が5月22日、東京のミニシアター・アップリンク吉祥寺で行われ、『裏ゾッキ』監督の篠原利恵、女優の川上奈々美が参加した。

竹中直人監督が演出した『アルバイト』でビデオボーイズ女優役を演じた川上は「10年くらいAV女優をやってきましたが、セックスシンボルとしてこんなに面白い取り上げられ方をするとは。女優冥利に尽きます!」と抜擢に喜色満面。

BLANKEY JET CITYの元ドラマー・中村達也と共演したが「怖いイメージを勝手に持っていたけれど、腰が低くて優しい方。ずっとニコニコされていて、なんてほっこりした方なんだろうと驚きました」と人柄に感謝。中村の出演経緯について篠原監督は「中村さんはロケ地の蒲郡に車でふらっと現れて。中村さんの役は急遽竹中監督が作ったんです」と驚きの友情出演を明かした。

川上は先月、2022年初頭にアダルト業界を引退すると発表したばかり。その決断には『ゾッキ』の撮影経験が深く関わっているようだ。一般映画にも女優として出演経験のある川上だが「映画の現場を経験する中で大変な世界だと思ったし、ギャラの面などでもやって行けるのか?という不安もあって、なかなか辞めることができなかった」と環境や待遇に対して不安があったという。

しかし『ゾッキ』の現場は、監督・プロデューサーの山田孝之によって撮影環境の整備や改善が施されていたという。川上は「現場の雰囲気がこれまでにないくらい和やかで、山田さんたちがやろうとしていることに対して、明るい未来を感じました。そんな経緯もあって、自分もこの世界に飛び込んでやってみようと思うことができた」と打ち明けた。

山田にも女優業挑戦について相談したそうで「私が悩みを話すと、山田さんは120%で答えてくれる。的確なアドバイスもいただきました。引退を決断したのは昨年末。『ゾッキ』での経験があったからこそ」と心境告白。篠原監督は川上の顔つきに「当時と今では目つきが全然違う!」と変化を見つけていた。

引退をあえて事前に発表した理由については「AV女優の第二の人生は肩身が狭くなることが多いので、ならばあえて大々的に言ってしまおうと思った」と説明し「いざ引退を発表してみたら賛同してくれる方々も多くて。引退を発表したことで、私の覚悟が見えたとも言われました」と独立への応援の声に感謝していた。

さらに川上は『ゾッキ』の舞台裏に迫るドキュメンタリー『裏ゾッキ』にも触発されたようで「今はセルフドキュメンタリーを自分で撮っていて、ストリップ引退ツアーの裏側なども撮影しています。なので『裏ゾッキ』はとても勉強になります」と教科書に。篠原監督は「見せてください!」と川上の作品に興味津々で、川上も「いつか作品として形にできたら」と力を込めていた。

【ゾッキ/裏ゾッキ 登壇イベント 第9回 “秘密の集会 今こそ愛だ” 概要】

■開催日:5月22日(土)

■時間:19:55~20:10(15分)

■登壇者:篠原利恵、川上奈々美

【今後のイベント情報】

■期間:5月14日(金)〜27日(木) ⠀

■時間:「ゾッキ」または「裏ゾッキ」最終回上映後⠀

■会場: 21日(金)~アップリンク吉祥寺⠀

■チケット販売:⠀

・オンライン予約(アップリンク会員・一般):上映前日の20:00より販売⠀

・劇場窓口:上映当日の9:30より販売⠀

・詳細は劇場HPをご覧ください。 ⠀

■登壇者(予定)⠀

5/23(日)  大橋裕之、九龍ジョー

5/24(月)  勝矢、笠原秀幸

5/25(火)以降は順次発表⠀

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