レッドブル代表「選手権の流れを変えるチャンス。ルイスが7番手だけに最前列を確保できたのは大きい」F1第5戦予選

 2021年F1モナコGPの土曜予選で、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは2番手、セルジオ・ペレスは9番手だった。

■レッドブル・レーシング
チーム代表クリスチャン・ホーナー
 もちろん、ポールを獲れなかったことは少し悔しい。マックスは最終ラップに素晴らしい走りをしていた。自己ベストより0.25秒速いペースで、(シャルル・)ルクレールを上回っていたのだ。しかしついてないことに赤旗が出て、その結果を見ることができなくなった。

 我々はいま、「コップの水が半分しかない」ではなく「半分もある」という考え方をしている。モナコでフロントロウを確保し、(メルセデスの)ルイス(・ハミルトン)が7番手だった。つまり今日の結果はタイトル争いにおいて極めて大きな意味を持つ。ネガティブなことではなくポジティブな面に目を向けていきたい。

2021年F1第5戦モナコGP マックス・フェルスタッペンとクリスチャン・ホーナー代表(レッドブル・ホンダ)

 セルジオは自信が少しだけ欠けていたし、Q3ではラスカスで前に3台いたことで大きくタイムを失った。だが彼にモナコのラップをうまくまとめる力があることは分かっている。決勝でもいいペースで走ってくれるはずだ。ただ、ここは順位を上げていくことが難しいコースなので、彼にとって忙しい午後になることだろう。

 明日は選手権争いの状況を好転させる大きなチャンスなので、それを最大限に生かす必要がある。いいスタートを決めれば、素晴らしい結果を手に入れられる可能性がある。

2021年F1第5戦モナコGP セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)

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