渡辺一馬がクラス初優勝。ホンダ表彰台独占/全日本ロード第3戦SUGO ST1000 決勝

 5月23日に宮城県のスポーツランドSUGOで開催されたMFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第3戦スーパーバイクレース in SUGO ST1000クラスの決勝は、渡辺一馬(Astemo Honda Dream SI Racing)が制した。

渡辺一馬(Astemo Honda Dream SI Racing)/2021年全日本ロード第3戦SUGO ST1000 決勝

 決勝日の早朝は霧が残っていたものの、朝のウォームアップ走行が始まるまでには視界が確保された。さらに朝は濡れていた路面は、ST1000クラス決勝スタートまでには、ほぼ乾いていた。

2021年全日本ロード第3戦SUGO ST1000 オープニングラップ

 好スタートを切ってレースをリードしたのはポールシッターの渡辺。岡本裕生(BLUcRUニトロレーシング51ガレージ YAMAHA)、榎戸育寛(SDG Motor Sports RT HARC-PRO.)、高橋裕紀(日本郵便 HondaDream TP)、作本輝介(Astemo Honda Dream SI Racing)、渥美心(TONE RT SYNCEDGE4413 BMW)、南本宗一郎(AKENO SPEED・YAMAHA)と続く。

2021年全日本ロード第3戦SUGO ST1000 決勝 トップ争い

 6周目、岡本が渡辺を捕らえてトップ浮上。しかし、岡本は10周目の1コーナーで転倒。これで難なくトップ奪回の渡辺は後続を引き離し始める。

2021年全日本ロード第3戦SUGO ST1000 決勝 トップ争い

 レース後半は渡辺がトップを独走。作本、榎戸、高橋、南本の4台が2位争いを開始する。

 残り4周で2位争い集団のトップに出た高橋。猛然と渡辺を追いかけ始めるが時すでに遅し。渡辺はそのままST1000クラス初優勝。全日本ロードでの勝利は2018年第3戦オートポリスのJSB1000クラス以来となる。

伊藤真一監督と渡辺一馬(Astemo Honda Dream SI Racing)/2021年全日本ロード第3戦SUGO ST1000 決勝

 高橋は単独で2位フィニッシュ。最後の最後まで南本と3位争いを展開した作本が最後の表彰台を獲得した。

優勝した渡辺一馬(Astemo Honda Dream SI Racing)/2021年全日本ロード第3戦SUGO ST1000 決勝

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