【競泳】池江が語る東京五輪への思い「本番があると信じて練習を積んでいくだけ」「とにかくその先を見据える」

入江(右)の横でリラックスした表情を見せた池江(代表撮影)

競泳のいきいき茨城ゆめカップ最終日(23日、茨城・山新スイミングアリーナ)、女子100メートル背泳ぎ決勝が行われ、東京五輪代表の池江璃花子(20=ルネサンス)が1分2秒02で優勝を果たした。

専門外の種目でも結果を残した池江は「目標が1分1秒9だったので、悔しかったが、ちゃんと予選からタイムが上げられてレースができたかなというふうに思っている」と納得の表情を浮かべた。

その上で、今大会でメイン種目へのエントリーを避けた理由について言及。「ジャパンオープン(6月3日開幕、千葉県国際総合水泳場)で100メートル自由形、100メートルバタフライに出場する。本命種目に何度も何度も出て同じようなタイムだったり、今のシーズンベストを更新していくかっていうよりは、たまには違う種目を入れた。気持ち的にあまりメイン種目に集中しすぎないように、今回はこの種目を選んだ」と意図を明かした。

また、東京五輪の開幕まで23日でちょうど2か月。新型コロナウイルス禍の影響で開催を危惧する声も聞かれるが「選手たちは本番があると信じて練習を積んでいくだけだと思う。五輪がある、ないに関係なく、自分の中ではとにかくその先を見据えての東京五輪だと思う。それ(東京五輪)にこだわらず、気持ち的にはもちろんそれ(東京五輪)をメインにするけど、その次(24年パリ五輪)にもっといい結果を求めていけるような練習をしていきたい」と述べた。

© 株式会社東京スポーツ新聞社