ワクチン打ち手に薬剤師活用で激論 「人の命がかかっている」立民・山井氏と厚労相 

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国会議事堂

 新型コロナウイルスワクチンの打ち手不足解消に薬剤師の活用を訴える立憲民主党の山井和則衆院議員(比例近畿)が、21日の衆院厚生労働委員会で慎重姿勢の田村憲久厚労相と激しい応酬を繰り広げた。

 ワクチン接種は医師法で医療行為に定められ、医師や看護師しかできない。山井氏は薬剤師が注射を打てるようにするには法改正が必要か、歯科医師のように特例があり得るかをただした。明確に答弁しない田村氏に対し、国会会期が6月16日に迫り、立法化が必要なら時間がないと判断を催促した。

 野党席からヤジが飛んだこともあり、田村氏は気色ばんで「人の体に針を刺して薬液を注射する話。結論ありきでは答えられない。人の命がかかっている」と反論。山井氏も「その言葉をお返ししたい。ワクチンを打てるかで人の命がかかっている」と応戦した。

 委員会終了後、同僚議員と田村氏を訪ね、薬剤師による接種を可能とする要望書も提出した山井氏。「私たちが後押ししないと、政府は『検討中、検討中』でずるずる遅くなる」と言動の真意を明かした。