横浜のアミメニシキヘビ 施錠設備も十分でなかったか 飼育許可ある野毛山動物園が一時預かり

逃走していたアミメニシキヘビへの注意を呼び掛ける看板=横浜市戸塚区

 横浜市戸塚区のアパートのケージからいなくなり、22日にこのアパートの屋根裏で16日ぶりに捕獲されたアミメニシキヘビ(体長約3.5メートル)について、市は23日、飼育許可のある野毛山動物園(同市西区)で一時的に預かると明らかにした。

 市によると、飼い主の男性は、ヘビを県外の飼育許可を持つ販売業者に譲渡する意向で、必要な手続きを経て近日中に譲渡先に移送されるという。

 アミメニシキヘビは動物愛護法で飼育に許可が必要な「特定動物」。市は、男性が市の許可を受けた設備とは異なるケージで飼育し、施錠設備も十分でなかったとみて、男性に対し「県警と相談しながら法令に照らした対応を取る」としている。

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